「素晴らしい未来が待っているぞ!」
社会人になる前はそんなことを考えていた時期がありました。
でも心の中ではもう一人の自分が全く違うことを考えていました。
(心の声:俺は人と話すのが苦手だから、未来は非常に限られてしまっているんだろうなあ・・・)
「どんな仕事に就こうかなあ?」
(心の声:大学にも行けてないんだから、専門的な仕事は無理だろうなあ)
「学生時代は一度もバイトしたことがないから、働くのが楽しみだなあ」
(心の声:接客も営業もやりたくない。できれば楽で人と話さなくて済む仕事くらいしかない)
「・・・」
やはり、本心には勝てませんでした。
どれだけ、仕事は自由に選べると言っても壁があります。
壁ってなんでしたっけ?
このブログでも何度か触れましたが、「常識」の壁ですよね?
そして、「常識」の壁の壊し方は僕の経験から立証済みです。
常識を無視してやってみるということです。
僕の常識を無視してやってみたことは、名前だけでピンときた会社に就職するということです。
それが今僕が働いている会社なのですが、名前で選ぶなんて常識ではありえない選び方です。
つまり常識を無視した選び方です。
(参考記事:自分のやりたいことを見つける前に捨てるべきもの)
しかしこうした常識を無視した会社の選び方をしたおかげで、もう一人の自分が変わり始めました。
「この会社に入ったおかげで、無理だと思っていた接客も営業もなんとかやることができた!」
(心の声:俺は接客も営業も嫌いなはず・・・)
「今まで常識にとらわれ過ぎていたけれど、常識なんて大したことないなあ」
(心の声:人はやればできないなんてことはないのか・・・。常識にとらわれていただけなのか?)
このように心の中の自分が大きく変わってくれました。
今までどれだけ、素晴らしい成功者に
「常識なんて気にする必要ない。君のやりたいことをやればいい」
と言われても、鵜呑みにできませんでした。
なぜなら、やはり成功者と自分は全然違う人間だと思ってしまっていたからです。
やってみないとわからないというように、常識も一度無視してみないと「常識なんて大したこと無い」なんてことは、心の底から思うことなんてできないんです。
だから、どれだけ成功者の本を読んでも、本当に好きなことを目指すことが出来なかったんです。
人と会話をするのが苦手だった僕のように、
人と話すのが苦手だから○○は無理だろうなあ…。
じゃあ・・・△△でいいや。
そんな考えのままでは、本当にやりたことができるでしょうか?
出来ませんよね・・・
僕は買い物でも、なるべく妥協しないようにしています。
本当は4万円財布が欲しいけれど、やっぱり1万円の財布にしておこうと妥協して買ったことがあります。
けれどもやはり、ずっと4万円の財布が頭から離れないんです。
1万円の財布を使っているときも、
その財布は4万円の財布を妥協して買った財布でしかないんです。
「もしこれが4万円の財布だったらどんなさわり心地だろう」
そんなことばかり考えてしまいました。
結局、1週間後に4万円の財布を買ってしまいました。
しかも、同じお店で買ったので、店員さんに先週も来てくださいましたよね?
と言われてしまいました。
優柔不断な奴と思われたくなかったので、返品もせずに、
「先週のは自分用で、これはプレゼント用なんですよ」
とごまかして、包装紙で包んでもらいました。
結局1万円の財布を父親にプレゼントして、
4万円の財布は自分でもちろん使っています。
コードバンという高級な革財布です。
実は妥協したせいで買いなおしたことが何度もあるんです。
かばんや革手帳、万年筆、くつ、パソコンなどいろいろ買いましたが、やはり本当に欲しかった物は頭から離れないんです。
でも、これくらいならばいつでも買いなおすことはできますよね?
でも、買いなおすことが出来なくなるものもあります。
それが、仕事ではないでしょうか?
本当にやりたかった仕事をできなかったという後悔は大きなものになると思います。仕事に費やした人生という時間は買いなおせませんよね。
やりたくもない仕事をやっているときに、
「今僕がやっているのは、本当はやりたい仕事を諦めて仕方なくやっている仕事なんだ。」
「もし、あの仕事についていたらどんな体験が出来ていただろうか・・・」
と、常に頭をよぎることになるかもしれません。
それができないから、本当にやりたいことを抑え込んで、
今の仕事で妥協されているのはよくわかります。
けれども、もしスキルも必要なく、条件すら無視して、本当に好きなことが出来るのであれば、「常識」の壁なんて関係ありませんよね?
次回は改めて、自分が本当にやりたいことをリスクゼロで始める手段についてお話しします。
編集後記.
現在、無料レポートを作成しています。
どんなものかといいますと、
僕がずっと乗り越えられなかった、とある壁を乗り越えることが出来たテクニックです。
人と会話するのが苦手で、仕事にも影響が出るレベルで本当に会話が苦手だった僕が、営業や接客をさせられたことで、必死に頭をフル回転させて考えた、仕事術です。
人と上手に会話するテクニックではありません。
常識に囚われるというのは、ある決められたルール、法則以外のことはあり得ないと考えさせられてしまうことだと思います。
人と会話するのが苦手だから、○○が出来ないというのも常識の一つです。
でも、人と会話するのが苦手でも、○○が出来るという考え方に転換できれば、
もう常識なんて気にならなくなります。
その常識を壊した一例として、今回の無料レポートを差し上げます。
お楽しみに。