成功への一歩を踏み出すことがなかなかできないのは「もう少しだけ」と言って、いつまででもスキルアップやお金を貯めているからです。
「もうちょっとだけ」とか「もう少しだけ」という言葉は、
僕の中では「言ってはいけない言葉」トップテンに入っています。
僕が記事を書いていて「もう少しだけ」と言って見直しをしたり、追記したりしていると、気が付くと深夜の2時になっていることがあります。
明日、というか今日仕事なんだけど…と思いながら、急いで眠りにつきます。
あなたも「もう少しだけ」と言っていつまでも動き出さずに、チャンスを逃してしまうことありませんか?
そういう時は何を基準に「よし、もう大丈夫」と判断すればよいのでしょうか?
成功への一歩を踏み出すのはすごく簡単なことなんです。
5分ほどお付き合いください。
何を基準に「もう大丈夫」と判断すればよいのかと言いますと、
「もう少しだけ」と思った時です。
「もう少しだけ」と思った時が「成功への一歩を踏み出す」行動するチャンスです。
いやいや、「もう少しだけ」と思っているのだから、まだ行動する時ではないだろ?と思うかもしれません。
では、「もう少しだけ」と言ってしまう原因をまずはお話ししましょう。
以前僕は株をやっていたのですが、そこでも同じような経験がありました。
株価がかなり下がってきて、今買っておいたら株価が上がったときにかなり利益になるなあという状態でした。
しかし、僕は「あともう少しだけ」下がるのを待とうと思ってしまい、そこからさらに少し下がりました。ならばもう少し下がるのではないのか?と思ってやはり待ってしまいました。
それを繰り返した結果どうなったかお分かりですね?
結局、株価が再び上がりだしてしまい、買うタイミングを逃してしまったんです。
これと似たようなお話で、「魔法の財布」というお話があります。
魔法の財布は開くたびにお金が出てくるのですが、
そのお金は財布を捨てるまでは使うことが出来ないんです。
つまり、その財布でお金をたくさん増やしてから財布を捨てればいいんですが、
どれだけ貯めてから捨てればいいのか判断が難しいのです。
その持ち主は働くのを辞めて、ひたすらお金を増やし続けました。
いつしか食料を買うお金も尽きてしまい、もう財布を捨ててもいいだろうと思いましたが、やっぱり「もう少しだけ」と言って財布を捨てませんでした。
結果、その持ち主はたくさんのお金に囲まれて餓死したのでした。
なんて馬鹿なんだと思うかもしれませんが、もしかするとあなたも命にかかわらないまでも、そんな経験をしているかもしれません。
決断するまでお金に変わらないというところは株に似ていませんか?
持っている株の価値が上がってから売ると利益になるのですが、売らないことには利益にはなりません。もし、売るタイミングを逃してしまえば、利益どころか最初に買った時よりも価値が下がって損してしまうんです。
この「もう少しだけ」と言ってしまうのは何が原因だと思いますか?
面倒くさいからですか?
欲張りだからですか?
実は「不安」だからなんです。
しかし、どれだけ不安を取り除いても意味がないんです。
だって不安は消えることがないんです。
魔法の財布でも、財布を一度捨ててしまえば二度とお金は出てこないわけですから、一生遊んで暮らせるお金を手にしたとしても、人生何が起こるかわからないのですから、1億、10億、100億といくら手にしても、まだ足りないかもしれないという不安はなくならないんです。
僕たちの身近なものだと保険があります。
保険会社は悪く言うと不安を商売にして稼いでいます。
ケガをする不安
事故を起こす不安
災害に巻き込まれる不安
自転車、火災、地震、車、死亡、生命、ケガなど保険会社を調べれば、
不安なんてどこにでも存在します。
保険会社はわざわざ普通は気づかないところまで掘り下げて、不安を見つけてきてくれます。
最近では「働けなくなる不安」というのも出てきましたよね?
ケガと死亡の中間にさらに新しい不安を増やしてきました。
どうでしょうか?
これらすべてにお金を払って保険に入っていたらそれこそお金が無くなります。
全ての不安に備えるなんて無理なんです。
それにこれらすべての保険に入ったから大丈夫という保証もどこにもありません。
僕が以前ブラックな工場で2年半も働いていました。
なぜもっと早く辞めなかったのかというと
やはり「あともう少しだけ」という気持ちのせいです。
辞めたら当然収入が入ってこなくなるわけですから、
「魔法の財布」と同じように、辞めたらこの苦しみから解放されるけども、
もう少しだけ貯金を貯めてから辞めようと思っていました。
もしこのままずっと同じことを自分に言い聞かせていたら、
いまだにアフィリエイトで自由を手に入れる機会もなく、
定年までずっと働いていいたかもしれません。
もしかするとそれまでに「うつ」「病気」「ケガ」で働けなくなっていたかもしれません。
「もう少しだけ」というのは終わりが見えない怖い言葉なんです。
じゃあ、思い立ったらすぐに行動すればいいのか?と思われるかもしれませんが、全く先が見えていないのに行動に移してしまえば成果が出ずに終わってしまいます。
資格勉強で説明しますと、
合格点が70点として、今は50点しか取れない実力なのであれば、試験を受けても不合格になってしまいますよね?
このような場合はすぐに行動してはいけません。
しかし、80点取れる実力なのであれば、試験を受けても合格になれるはずですよね?
このような場合は実力としては十分ですので、失敗する可能性もゼロではありませんが、すぐ行動に移すべきなのです。
「もう少しだけ」と言って、いつまでたっても試験を受けずに勉強を続けても時間がもったいないんです。
実際の独立や起業には合格点もなければ満点もありません。
だからこそ、存在しない合格点や満点を目指して、ひたすらスキルアップやお金を貯め続け手も終わりがないんです。
では一体どうやって、「もう大丈夫」と判断すればいいのか?と言いますと、最初に言った通り「もう少しだけ」とあなたが思い始めた時です。
ここまで読んでいただけたのであれば「もう少しだけ」と言ってしまう理由はわかっていただけたかと思います。
あなたが「もう少しだけ」と思った時点で、すでに合格点には達しているんです。
自分の中では合格点だけども、不安によっていつまででも動けずにいるだけなんです。
「もう少しだけ」と言うのは、「もう少しだけ準備がしたい」のではなく
「不安だからもう少しだけこのままでいたい」という心の声が隠れていませんか?
だったら準備は出来ているんですから、一歩踏み出すのはあなた次第なんです。
準備が出来ていないから一歩踏み出せないのではなく、不安だから一歩踏み出せないだけなんです。
PS.
宝くじが当たって仮に10億円手に入れたら、働く必要はなくなりますが、
収入が入ってこないという不安は残ります。
常にお金が減り続ける生活というのは僕には耐えられません。
野球選手の年棒というのも僕からすると少し精神的にきついところがあります。
やはり、毎月給料が入ってくるということに慣れてしまうと、そういったスケールの大きな事はイメージが出来なくなってしまいます。
だからこそ、常に一定のお金を使って、常に一定のお金が入ってくるというのは不思議なくらい安心感があります。
これも、社会の教育によるものでしょうか?
アフィリエイトではいきなり大儲けすることはないと思いますが、僕にとってはそれが安心できる部分でもあります。
毎月少しずつ自分の実力に合わせて、収入が増えていくのであれば、自分の心も少しずつ成長できます。
これが一気に増えてしまうと、自分の生活レベルが追いつきませんし、傲慢な人間になってしまうのが怖いからです。
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