僕が御社を選んだのは○○がカッコいいからです

名前がカッコいいから御社を選びました。

僕が今の会社を選んだ理由がこれです。

ふざけている!と怒られるかもしれませんが、本当なんです。

さすがに面接ではそんなことは言っていません。

ですが、会社で働くならば、こんなふざけた理由で会社を選ぶ方が気が楽かもしれないんです。

今回も5分ほど僕のお話しにお付き合いください。

 

当時の僕は前回の記事の通り、「働きたい」という偽物の決意によって、どこの会社でも良いからとにかく働きたいと思っていました。

ハローワークで求人を見ていると、「○○製造」とか「○○食品」とかそんなありきたりな名前ではなく、何をしているところか全くわからない名前の会社を見つけました。
その時思ったのが「カッコいい名前だからここでいいか」と思ってしまったのです。

ちなみにこの会社に応募した求人の内容は、「ネットショッピングの運営、デザイン」でした。
5ヶ月間のニート生活の中でやっていたアフィリエイトのおかげで、ある程度のHTMLの仕組みは理解していました。

 

けれども入社して3日目くらいのことです。

「包装、出荷担当の社員が3か月後に辞めるから、やっぱり包装、出荷作業の方に回ってくれないか?」
と言われました。

あなたならどうでしょうか?
求人を見て働きたいと思ってこの会社を選んだのに、違うことさせられるなんて。

しかも、これが何カ月も働いてやっと慣れてきた仕事だったら、また一から働くことになるんです。

嫌じゃないですか?

しかし僕は
「はい、わかりました」
とあっさり返事をしました。

今の僕ならばあり得ないことなんですが、
このときの僕はさっきも言いましたが働ければ何でもよかったのです。

それに僕の場合はたったの3日目で別の仕事をしてくれと言われたので、よかったよかった…なんですが、これが間違いでした。

 

包装、出荷の仕事にもだいぶ慣れてきた2か月後のことです。

「やっぱり、ネット注文の受付の仕事に移ってくれないか?」
と言われました。

さすがにこのときは「またか!」とつっこみたくなりました。

「ネット注文の受付の社員がもう電話対応をしたくないと言っているんだ。君の仕事を代わりにやってもらうから、入れ替わりでお願いしたいんだ」

そう言われました。

なんだネットショップの仕事に戻れるのか。良かった。と思っていました。

しかし、このネット注文の受付というのが、最初に僕が応募した、ネットショップの運営、デザインとは全く違う仕事で、お客さんからの注文をさばく仕事でした。

注文内容1つ1つに対して、定型文をコピーして貼り付けてメールを返信したり、時には電話からの注文を受けたり、カスタマーセンターのようなクレーム対応など、要するにお客さんからの注文や電話に対応する仕事です。

けれども、最初の時点で僕は何でもやってくれる人だと上司に思われていたらしく、僕自身断ることができずに受付に異動することになりました。

 

二度あることは三度あるという言葉を聞いたことがあるかと思います。

そうです、残念ながら3度目の異動をお願いされました。

それが、受付を始めて1か月後のことです。

 

今度は経理の社員が出産に向けて仕事を辞めるということで、僕がその穴埋めに行くことになりました。

経理ができるなんて一言も言っていないのですが、パソコンができれば誰でもよかったのでしょう。
まだ、受付に完全に慣れ切っていない僕だからこそ、他の社員よりも適していたんだと思います。

そして、このあたりから何でも屋さん、万事屋的な存在になり始めていました。

そのあとも営業の人と一緒に出張に行ったり、店頭接客をしたりといろいろやることになります。
その話はまた機会のある時にお話しします。

 

結局、求人でネットショップの運営デザインの仕事で応募しようが、入社3日後には別の部署に回されるという現実が起こっています。

もちろん、こちらとしては承諾してしまっているので詐欺とは言えませんが、これを断ってしまったら2か月後には辞めさせられていたでしょう。

実は入社して2カ月間はトライアル期間つまりお試し期間というのがあるんです。
こちら側もしくは会社側が合わないと判断したら、お試し期間が終了するのと同時にそのまま縁を切ることもできるのです。

どっちの為にあるのかわからない制度ですね。

何が言いたいのかというと、雇われる側は断れる権利を持っているとしても、
持っているだけで、会社の命令を断ることなんてできないんです。

大人しく会社の命令に従うしかないんです。

これを続けるとどうなると思いますか?

気が付いたら何年も会社で働いていて、
しかもそれが自分のやりたいこととかけ離れてしまっているかもしれないのです。

別の記事で言いましたが、僕の会社で最近40代の営業の方が辞めてしまいました。
この人は「営業でこの会社に入った覚えはない」と言っていました。

会社のめちゃくちゃな命令にもう従えなくなったそうです。

結局、2人目の子供が生まれたばかりなのに、
40代で仕事を辞めるという大きなデメリットのある選択をすることになってしまいました。

これによって、また万事屋の僕に営業の仕事がもうすぐ回ってくると思います。
僕は人付き合いが苦手と言っているのに、なんでこんなことになってしまったのでしょうか?

今の会社に入ってから、僕がやりたくなかった仕事をすべてやらされているというのが現実なんです。

「営業」、「接客」

このどちらもやりたくなかったからこそ、高校卒業後は製造で働くしかなかったのですが、結局やることになってしまっています。

僕もこの人と同じように、「営業でこの会社に入ったつもりはない」と言いながら会社を辞めていくのでしょうか?

実は僕が早めにアフィリエイトで成功して会社を辞めたい理由がこれなんです。

今はやりたいことができていても、いつやりたくないことになるかは会社次第なんです。それはすでによくわかっています。

今の会社を辞めて、やりたい仕事ができる会社に入っても、いずれやりたくない仕事に変わるかもしれません。

だからこそ、自分の好きなことで稼げる力を身に着けようと思ったのです。

人が仕事を辞める時、会社側と辞める側にどれだけの影響があるのでしょうか?

会社側からすると、労働者が一人いなくなったところで、穴埋めはできるし特に問題はないはずです。

しかし、辞める側からすると、毎月口座に振り込まれていた唯一の収入源を失うことになります。
借金をしている人や、子供がいる人なんてもっと深刻になります。

このように、会社にはほとんどデメリットがないのに、辞める人間にだけかなりのデメリットがあるんです。

辞める人間としては会社に何の憂さ晴らしもできないなんて悔しいですよね。

40代の方が辞めても実際に会社にはほとんど影響がないんです。
僕には影響ありますが…

 

子供のころに読んだ水木しげるさんの「やまびこ」という怖い話があったのですが、こういうことが起こるたびにこのお話を思い出します。

木の中に吸い込まれた人間が他の人間が助けに来るまでずっと閉じ込められるんです。
そして興味を持った人がその木に触った瞬間、閉じ込められている人と入れ替わります。
そして閉じ込められた人は、再び誰かが来るまで閉じ込められたままになります。

仕事も誰かが辞めると、別の誰かがその仕事の引継ぎをさせられる。
そして引継ぎさせられた人が辞めると、また別の誰かが引継ぎをさせられる。

今現在もどこかの誰かがやりたくない仕事をやらされているはずなんです。
代わりの人が来るまでずっと待ち続けることになります。

しかし、なすりつける側も心苦しいと思います。
自分が楽になる代わりに誰かが犠牲になるなんて。

同じ会社で働いているはずなのに、自分はかなり楽な仕事をしていて、あの人はかなりつらそうな仕事をしている。

今の僕の会社もこんな感じです。

僕は自由に動けることが多いので、むしろ楽な立場にいます。
そのかわり、僕が以前やっていた出荷や受付をしている人はかなり大変で辛い仕事をしています。

こんな会社では僕は働けません。

 

逆に好きな仕事をずっとやっていて、ある日突然別の誰かに奪われてしまうなんてこともあります。

大手企業でない限り自分のやりたいことをさせてくれる会社は少ないと思います。
だから僕のように会社名がカッコいいからというふざけた理由で会社を選ぶ方が気が楽かもしれませんね。

何かをするために会社を選ぶと、何かをできなくなったら、会社で働く理由を失ってしまうのですから、
最終的にはお金をもらうことだけが目的になってしまいますよね。

ならば個人で稼いで好きなことをする方が良いと思いませんか?

個人で稼ぐのはできることに限界があるし、大きなことができないという人もいます。
確かに会社で働く方が集団の力で大きなことはできるかもしれません。

けれども、それだとどれだけ大きなことを成し遂げても、会社の功績にしかなりませんし、いつまでやりたことが続けられるかという保証はどこにもありません。

「会社で働いて大きなことをする」
「個人で稼いで好きなことをする」

あなたはどっちを取りますか?

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